横田 2軍降格に燃え1安打1打点
「ウエスタン、中日3-5阪神」(6日、ナゴヤ球場)
2軍降格の悔しさをバットにぶつけた。阪神・横田が「6番・中堅」で先発出場し、1打数1安打1打点。「競争に負けたので1軍に残れなかった。こっちで悔しさを持ってやります」と今後の巻き返しを誓った。
1軍では30試合に出場し、打率・212と満足する数字を残せなかった。合流後の打撃練習では、すぐに掛布2軍監督から指導を受けた。「トップを作ることだよ。弓を張る状態が作れてなかった。時間はかかると思うけどね」と同監督。右足を踏み出した時に、しっかりと捕手方向にグリップを残すことの重要性を助言された。
二回の第1打席で成果が出た。岩田が投じた95キロのカーブに、体勢を崩されることなく中前へはじき返した。これには指揮官も「しっかり(弓のような)張りができていたね」と評価した。
一方、守備では痛いミスを犯した。五回、1点差とされた2死一塁。中堅フェンス際の飛球を落球。一塁走者の生還を許す同点の適時失策で投手の足を引っ張った。
「切り替えてやっていきます。しっかり結果を残して頑張ります」。2軍降格という挫折を乗り越え、一回り大きくなった姿で早期1軍復帰を目指す。