西岡先制打も悔し 岩貞勝たせたかった

 「中日4-3阪神」(16日、ナゴヤドーム)

 3年目左腕の好投に報いることができなかった。3安打で3点を奪った五回以外はわずか1安打で無得点。「岩貞がいいピッチングをしていたので、野手陣がもっと頑張らないといけなかった」。試合後の阪神・西岡は厳しい表情で援護しきれなかっ悔しさを口にした。

 攻撃の見せ場は五回だけだった。先頭梅野がチーム初安打で出塁。1死後、鳥谷が四球を選び一、二塁で迎えた西岡の第3打席。カウント2-1からの4球目、山井の140キロ直球を右翼線に運ぶ適時二塁打で先制点をたたき出した。

 前夜15日、西岡自身は1安打したがチームは散発4安打で零封負けを喫していた。14日・DeNA戦(甲子園)以来、14イニングぶりとなる得点で敵地の左翼席に詰めかけた虎党を盛り上げた。

 「昨日完封負けをして、悔しい気持ちでした。今日は絶対にやり返してやろうと思ってプレーしています。あの打席でも、その気持ちだけです」。試合中に残した広報コメントでは雪辱への思いを強調していたが、六回以降に追加点を奪えなかったことが結果的に大きく響いた。

 福留に続き、高山も欠場する緊急事態に打順は今季初めて2番に入った。同一カード3連敗だけは絶対に回避したい17日の3戦目。経験豊富な背番号7が、状況に応じた働きでチームの危機を救ってみせる。

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