金本監督、激闘を終え「勝ちたかった」

 「ヤクルト6-6阪神」(31日、神宮球場)

 初の延長戦は過酷をきわめた。5時間12分の激闘を終えたばかりの阪神・金本監督はさすがに疲れを隠せなかった。勝てる試合だったのか。それとも、負けなくてよかったのか。報道陣からそう問われると、「負けなかったというほうが大きいかな…どちらといえば…。あの回(七回)はアンラッキーなヒットが多かった。内野安打とか、抑えているのにヒットになってしまったり…そういう悪い流れの中、よく負けなかった」と、大きく息を吐いた。

 まだ開幕2カード、6試合目であることを考えれば異例の継投になった。結果的にマテオが3イニングをまたぎ、計61球を要したことを振り返り、「リードしたからね。心配はまだないけど、よく3イニング頑張ってくれた…」。新人監督にとっては改めて投手継投、ブルペンのやりくりの難しさを痛感したゲームとなったが、「そこは矢野コーチと香田さんを信頼してやっているわけだから」と、名参謀との共同作業で悔いなく、迷いなく-を強調した。

 1日のDeNA戦はマテオを休ませるのか?そう聞かれると、「そうやね」。守護神抜きの戦いを明言した。敗戦の前夜は最終回に粘りを見せ「これを明日につなげないといけない」と話していた。この日のタフな戦いを次戦に生かさなければ…。そんな思いを抱いている。「負けなかった踏ん張りというか。流れの悪い中で負けなかったというところで、次につながるといえばつながるだろうし…。でも、できれば勝ちたかった」。そう言い残し、横浜行きのチームバスに乗り込んだ。

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