掛布2軍監督力説「見られる怖さ知れ」

 「阪神秋季練習」(17日、鳴尾浜)

 阪神が鳴尾浜で行っていた残留組練習を打ち上げた。掛布雅之2軍監督(60)は観客席の連日の大盛況に感謝し、選手は今後も常に見られていることの「怖さ」を感じることが大事と説いた。

 最終日はあいにくの天気だったが、客足が衰えることはなかった。練習の終盤、掛布監督が場内アナウンスで「鳴尾浜に非常に多くの方に足を運んでいただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、その後は選手を代表して清水もあいさつを行った。

 大勢の人に注目されることで、選手はミスしないように注意を払い、気の抜けたプレーもできなくなる。「ファームの戦いの中でも、いい意味の“怖さ”を感じてほしい」と指揮官。見られることの「怖さ」が、成長につながるというわけだ。

 残留組練習のMVPには清水を挙げ、「もう1回、彼にははい上がってほしい」と期待した。今季1軍出場がなかった中堅捕手は、例年よりきつい練習の後も室内練習場で振り込むなど必死。「来年で10年目だけど、一番いい成績を残せるようにしたい」と誓った。

 この秋、鳴尾浜で汗を流した選手が、一人でも多く1軍に定着する。指揮官もファンもそれを願っている。

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