掛布2軍監督が伊藤和絶賛!制球力上昇
「阪神秋季練習」(12日、鳴尾浜)
阪神・掛布雅之2軍監督(60)が12日、鳴尾浜での残留組練習で、今季1軍登板がなかった伊藤和雄投手(25)を絶賛した。
右腕のブルペンでの投球を食い入るように見つめた。「ナイスボール!」。時折、声を張り上げて鼓舞した。「彼の持ち味である(右打者の)アウトローのストレートの確率が上がってきた」。武器は球威のある直球だが、制球力も上がってきたことに目を細めた。
昨季は1軍で6試合に登板したが、今季は左脇腹を痛めるなど故障もあってウエスタンで3試合の登板にとどまった。だが掛布2軍監督は来季に向けて、「(1軍の)チャンスはあると思います」と明言。金本監督は若手投手を“第2クローザー”として起用し、育成するプランを持っており、リリーフタイプの右腕もその候補となり得る。
現在の投球感覚を維持し、実戦でアピールしたい。伊藤和は「ケガをしない体をつくり、フォームをしっかり固めたい」と、勝負の5年目へ意気込んだ。