西岡の2軍復帰戦を南球団社長が視察へ

 10年ぶり優勝へ、球団トップが自らの目でムードメーカーの復調を確かめる。阪神・南信男球団社長(60)が西岡剛内野手(31)の復帰戦を視察することが分かった。14日、球団関係者が明言した。

 右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷から復活を目指す西岡が17日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰することが既に決定。本人も「そこで試合に出る」と認めている。5月22日DeNA戦(横浜)で右肘を痛めてから約4カ月。復帰戦の舞台となる鳴尾浜球場へ南球団社長自らが足を運び、V戦線の佳境でカムバックを目指す背番号7の回復状態を確かめる。

 現状、西岡の右肘は完調に至っていない。キャッチボールの距離は塁間(約27メートル)が最長で、打撃練習は左右で行うもののフルスイングは左打席に限られている。それでも、本人はチームに貢献したい一心でリミッター付きながら、早期の実戦復帰に踏み切る。

 猛虎は11日からの広島3連戦を2敗1分けと苦しんだ。代打の切り札・狩野は10日の巨人戦で死球を受け右手を骨折。上本も11日の広島戦で左太もも裏の肉離れを発症し、両選手とも復帰の見通しが立っていない。この苦境をはね返すためにも、背番号7のコンディションは気になるところだ。

 17日は1軍が甲子園で練習を行い、横浜へ移動する。かねて「剛は大事なところで戻ってくる」と話していた指揮官が鳴尾浜へ出向くことはできないが、球団トップの直接視察は期待度を意気に感じる西岡にとってモチベーションにつながるはずだ。

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