狩野トドメ打!指揮官の期待に応えた

 「ヤクルト1-6阪神」(16日、神宮)

 もう1点取るんだ!阪神・狩野は和田監督のそんな気迫をビシビシ感じ取った。3点リードの七回2死二塁。岩崎の代打に指名された背番号99がスライダーの軌道を読み切った。

 丁寧に低めを突いていた石山の98球目。133キロの沈み際をすくい上げると、大飛球が夜風を切って中堅フェンスを直撃した。虎自慢の切り札が5点目をもぎ取り、トドメを刺した。

 「2者連続でバントしてでも得点圏に走者を進めた場面で起用してもらった。ベンチの期待に応えたかった」

 この回先頭の今成が安打で出塁した。指揮官は長打が魅力の江越に代え、“ピンチバンター”で俊介を起用した。だが、犠打は失敗。とっておきの一振りにかけるベンチは続く藤井にもさらに犠打を指令し、執念を実らせた。

 単独首位に立った8日のDeNA戦で和田監督は苦言を呈した。「物足りない。あきらめさせる点の取り方をしないと」。同戦は二回までに5点を奪いながら、残り7回を0行進。「もう1点」が打線の課題だった。

 燕の戦意を喪失させた1本が意義深かった夜、狩野はしかめ面で言った。「トリさんの打球で僕がセーフにならないと…」。適時二塁打の後、鳥谷の中前打で本塁憤死した自身の走塁を悔いた。ジョーカーのそんなどん欲さが首位の原動力だ。

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