良太、左膝痛め抹消…虎サード非常事態
「DeNA8-6阪神」(24日、横浜)
24日・DeNA戦(横浜)の試合中に左膝を痛めた阪神・新井良太内野手(31)が25日に出場選手登録を抹消されることが決まった。試合後、新横浜駅で取材に応じた平田ヘッドコーチは「明日(25日)検査する。それからだな」と説明したが、患部の腫れがひどく、この日夜、治療専念の方向性を打ち出した。
痛めたのは初回の守備。飛雄馬の三塁線の打球に飛び込んだ際に左膝を地面に強打。起き上がって一塁へ送球したが、内野安打を許した。その後も九回に代打を送られるまで出場を続け、三ゴロに倒れた四回、遊ゴロの七回はともに一塁まで全力疾走し、次第に痛みが増したようだ。試合後は痛々しく左足を引きずりながら宿舎へ引き揚げ、「何もないですよ」と話していた。
今季はここまで32試合に出場。打率・184と本調子ではなかったが、6日の中日戦(甲子園)で起死回生の同点弾&サヨナラ打を放つなど、ここぞの場面で期待を抱かせる存在感は健在だった。
23日に西岡が右肘の故障で登録抹消されたばかり。三塁手受難の横浜遠征となったが、現段階で内野手の昇格見込みはなく、26日楽天戦(甲子園)から開幕する交流戦では関本、荒木、森越の3選手が三塁のスタメン候補となる。