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遼馬、中継ぎでハーラートップ3勝目

 ハイタッチでナインを迎える松田(中央)ら阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
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 「阪神4-3広島」(12日、甲子園)

 若きセットアッパーが、重苦しいムードを吹き飛ばした。2-3の八回。阪神・松田は広島のクリーンアップに対して真っ向勝負を挑んだ。3番・丸を146キロの直球で投ゴロに打ち取ると、続く堂林は外角ギリギリに決まるスライダーで見逃し三振に。テンポ良く2死とし、最後は天谷を最速152キロで空を斬らせた。

 「3人で切れて良かったです。流れをつくるじゃないですけど、1点差で、逆転もあると思っていたので」

 その裏、鳥谷の2ランが飛び出し、逆転に成功。開幕戦、2戦目に続き、ハーラートップタイの3勝目を手にした。3つの白星は、決して偶然じゃない。指揮官は遼馬の魅力をこう解説した。

 「3勝?そういうのを持ち合わせているし、バッターが『よし行くぞ』となる抑え方。そういうピッチングをしてくれた」

 ウイニングボールは手元に1つも返ってきていない。それでも遼馬に、気にするそぶりは一切ない。「先発に勝ちがつくのが一番いいですけど、連敗していた中で、チームが勝ったので良かった」。セットアッパーの自覚をにじませチームの連敗ストップを喜んだ。

 日本を代表するセットアッパーを目指す。寮の自室には、日の丸のユニホームを飾っている。一昨年の11月に侍ジャパンで使用したもの。本番用は両親へ贈ったが、練習用は大切な宝物だ。「絶対に抑えないといけないからすごく緊張した。もう一度選ばれるような選手になりたい」。台湾で知った日本代表の醍醐味(だいごみ)は今季を戦うモチベーションだ。

 「強いボールがいっていたけど、まだ高いボールもあった。もっと低めに投げたい」

 プロ4年目で手にした「八回」のポジションは誰にも渡さない。遼馬がマウンドに立つと、ドラマが起こる。

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