「阪神１-２ＤｅＮＡ」（９日、甲子園）

　阪神球団創設８０周年企画の一貫として９日、ＤｅＮＡ戦前に金本知憲氏（４７）が始球式のセレモニーを行った。２００６年４月９日の横浜戦（京セラＤ）で金本氏は連続試合フルイニング出場の世界記録を達成。この偉業をたたえ同日を「金本知憲デー」とし、同氏が招かれた。スコアボードの大型ビジョンで本人の軌跡を紹介した後、大歓声に迎えられて背番号６が登場。鉄人継承の願いを込め、連続試合出場を継続中の鳥谷を相手に投球した。外角に浮きあがるボール球となったが、金本氏は「ぶつけたらいけないので」と笑顔。マウンドを降りると主将から花束を贈られ手を挙げて歓声に応えた。

　セレモニー後、ＭＢＳラジオにゲスト出演した金本氏は阪神の現状に「まだ１４３分の１２試合。心配いらない」と後輩たちの本領発揮を期待していた。