中谷1軍残った!起死回生の同点3ラン

 「練習試合、ヤクルト9-9阪神」(19日、浦添)

 待ってました!!阪神・中谷将大外野手(22)が19日、練習試合・ヤクルト戦(浦添)で途中出場し、九回に同点3ランを放った。北條史也内野手(20)は、八回に2点二塁打。これまでは結果を残せずに2軍落ちの可能性があった若虎2人が、起死回生の活躍を見せた。

 崖っぷちで踏みとどまった。意地と執念を込めたこん身の一振り。中谷が1軍争いに生き残った。

 「結果が出てよかった。もう後がないという気持ちだったので。ただのヒットではないし、本塁打というのはよかったと思う。自分の中では大きな1本になった」

 八回の守備から出場。九回は三者凡退なら打席は回って来なかった。そんな状況で巡ってきた2死一、二塁のチャンス。「初球から空振りしてもいいという気持ちで打席に入った」。初球を空振りした後の2球目。児山のチェンジアップを捉えて、左翼席へたたき込んだ。

 結果次第では2軍落ちの可能性もあった。今春キャンプの実戦3試合で11打数1安打、打率・091。8打席連続無安打中で、17日の楽天戦は出番すらなかった。

 一方で同じ右投げ右打ちの外野手で、同級生の江越がアピールを続けていた。「結果が出ていなかったので、ラストチャンスだと思っていった」。思い切りが、好結果へとつながった。

 プロ5年目。意識と行動は変わっていた。12年には将来の主砲候補として1軍キャンプに抜てきされたが、2軍でも伸び悩んだ。

 何かを変えたい。その一心で年明けにはグアムで自主トレを敢行。元阪神・桧山進次郎氏のトレーナーだった仲田健氏の指導を受けた。そのメニューを基にして、キャンプ休日も体を動かし、5日は夕方まで一人で汗を流した。その努力はようやく結果に結びつき始めた。

 和田監督も待ち望んでいた復調の兆しだ。「こぢんまりしていた。自分で持ち味を殺してしまってはね。今日の一発をきっかけにして自分の持ち味を再確認してほしい」。練習試合とはいえ、土壇場での一発に「諦めたら負けだし、どんな状況でも全力を尽くすというね」と、その執念と勝負強さも評価した。

 縮こまるな。殻を破れ。そう願うのは指揮官だけではない。グラウンドを見つめる誰もが、中谷の脱皮を信じている。

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