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西岡、猛打ショー 二塁戦争へ全開発進

3回、安打で出塁し、ニ盗を試みる西岡(右は二塁を守る上本)=撮影・田中太一
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 「阪神紅白戦、白組3-1紅組」(15日、宜野座)

 右肘手術からの完全復活を目指す阪神・西岡剛内野手(30)が15日、宜野座村野球場で行われた紅白戦に白組の「3番・二塁」で実戦初出場し、4打数3安打の好スタートを切った。和田監督が体調不良で不在の中、上本とのハイレベルな競争が開幕。足でも果敢に盗塁を狙うなど、ニュースタイルの背番号7が派手に主役を奪った。

 西岡は格好良く手を振った。「また、あした。See You!」。昨年の日本シリーズ以来、108日ぶりの実戦で内容と結果を追い求め、両方をゲットした。小声で「喜びはひとつもない」と漏らしたが、球場を去り際の快活な表情に充実感があふれていた。

 背番号7がチーム初の紅白戦で文句なしの主役を張った。初回、右打席で初球をフルスイングした。ファウルにはなったが、この一振りが猛打の起点になった。15年初打席は能見の変化球を捉え損ねた三塁ゴロ。打球が死ぬと全力で一塁へ駆け抜け、のっけから戦闘意欲をみなぎらせた。

 三回にメッセンジャーの速球を痛烈に中前へはじき返し、初安打をマーク。超満員観客席の拍手を独り占めにしたが、西岡劇場はここからだった。五回に桑原の147キロをこれも力感ある打球で左翼へ運ぶと、七回には島本の変化球を左翼へ落とし、3安打。「タイミングの取り方をうまくできた」と納得顔で猛打賞を振り返った。

 この日の結果に満足か。そう問われると、自身の立ち位置を踏まえ、冷静に発言した。

 「結果が出たら誰でも満足。でも気を付けないといけない。今の時期に打ちまくって開幕でバテる選手は多くいる。そうなれば調整は失敗だから。僕はアピールも調整もしないといけない立場。難しいけれど、やはりアピールが先に出てくる。結果を見てほしい」

 スピードを追求するために、オフに7キロ減量した。目指すスタイルを象徴するシーンは打席以上に塁上で際立った。初安打の三回は鳥谷への2球目にスタートを切り、五回は5球目に二盗を試みた。

 「最近2、3年、この時期の実戦でそういう意識はなかった。今年は体が動くし、どんどん出していきたい」

 2度とも梅野に刺されたものの、ともにノーサインでの企図。05、06年のパ・リーグ盗塁王が快足の復元にバリバリ意欲をのぞかせた。和田監督が体調不良で不在の中、上本とのハイレベルな生存競争が幕を開けた。内容と結果。二兎(にと)を追った西岡が二兎を得て、好発進した。

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