“ニュー大和” イケる!新打法で初H

 1回、左前打を放つ大和
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 「練習試合、阪神5-5サムスン」(13日、宜野座)

 阪神・大和外野手(27)がサムスンとの練習試合に2番DHで先発出場。今キャンプで取り組んでいる新打法で初安打を放った。

 大和が下半身の粘りで、上体をクルッと高速回転させた。初回、無死一塁で打席が巡ると、3球目を左前へ運んだ。実戦2試合目で15年初安打。「あまり関係ないですけどね」と本人は気にも留めていないが、11日の練習試合・日本ハム戦(名護)で無安打に終わっていただけに、ニュースタイルでHランプをともしたことは意義深い。

 自身のステージを上げるために、変身を試みている。昨季の打撃スタイルと比べて大きく変わったのは、スイング時に左足のステップを踏まなくなったこと。「確実性が上がればいいと思ってやっている。うまくいけばいいんですけどね」。足を上げずにタイミングを取れば軸回転のぶれは少なくなるが、反動を使わない分、体全体に掛かる負担は大きい。143試合の長丁場を考えれば、今回の打撃改造は大きなチャレンジとも言える。

 「練習でフリー打撃をやっている時と違って、試合になれば力感も出てくる」。この日は1安打のみだったが、上積みの手応えも感じている。守備の達人が打撃をとことん追求する2月。進化形はまだまだ発展途上だ。

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