大和、不動のセンターへ「全試合出る」

 目指すは新たな勲章だ。阪神・大和外野手(27)が24日、鳴尾浜で自主トレを行った。熊本県合志市での自主トレでは順調に仕上がった様子。初の鳴尾浜となったこの日は内野ノックや室内での打撃練習をこなし、「いつでもいけます」と笑顔を見せた。

 鳥谷の残留が決まり、遊撃へのコンバートは消滅。「中堅・大和」は不動となった。「やることは1つだけなんで」とすっきりした表情で、来季の目標を掲げた。

 「常に目標は全試合に出ること。守る方もですが、打つ方もしっかりやっていけたら、試合に継続して出られると思う」

 阪神の中堅手で全試合出場すれば、2008年の赤星憲広以来、同じく外野手のフルイニング出場なら09年の金本知憲以来となる。

 昨季は自身初のゴールデングラブを受賞。リーグトップの50犠打で打線にも貢献したが、打率は・264にとどまった。シーズンを通して求められるのがさらなる打撃力であることは、自らが一番理解している。

 全試合出場は赤星、金本ら猛虎の歴史を彩る一流外野手へのステップとなる。「(打撃でも)アピールしていければ」と、プロ10年目の進化を見せる。

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