北條「1軍定着」旧友のハッパに応える

 阪神・北條史也内野手(20)が12日、藤浪晋太郎投手(20)とともに堺市南区の成人式に参列した。ピンストライプのスーツに胸ポケットにはチーフ。おしゃれないでたちで同級生との旧交を温めた。

 旧友からは「はよ(1軍に)出てこいや!と言われました」と苦笑い。そのハッパに応えるのが20歳の誓いだ。「プロ3年目なんで、1軍定着を目標にやっていかないと、チャンスは少なくなると思う。1軍で少しでも多くプレーできるように頑張ります」。

 昨季はシーズン終盤に初めて1軍登録されたが、9月29日から3日間だけで出場機会はなし。しかし、悔しい思いは秋につながった。11月の21Uワールドカップ(台湾)で本塁打を打つ活躍を見せるなどし、今春キャンプでは宜野座スタートの可能性がある。

 海外FA権を行使していた鳥谷の残留は決まったが、“ポスト鳥谷”を目指して飛躍の年にすることに変わりはない。「走攻守、全部をレベルアップしないと通用しないと思う。全部頑張りたい」。

 藤浪とのダブルお立ち台も期待されるが、「そういうふうになったらいいですね」と目を輝かせた。ただ、それだけでは終わらない。前を走る同級生に追いつき、いつかは追い越してみせる。

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