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藤浪7連続K!甲子園の申し子が偉業

 「阪神5-4DeNA」(1日、甲子園)

 ハーフスイングに、球審の手が上がった。DeNA・バルディリスへの5球目。最後はスプリットで決めた。阪神・藤浪が球団タイ記録の7者連続三振を達成。小山、村山、江夏、能見に続く5人目の偉業で、甲子園90周年に花を添えた。

 「全然、知らなかったです。7者連続というのも気がつかなかったです。三振はたくさんとっているなあと思っていたんですが」

 自己最速タイ156キロの直球はキレ、制球ともに申し分なく、決め球のカットボール、スプリットも抜群だった。二回、バルディリスに先制2ランを浴びその後も無死一、三塁のピンチ。歴史的奪三振ショーはここから幕を開ける。井納、荒波、石川を3者連続三振に斬ると、三回のクリーンアップまで6者連続。そして四回の7者連続三振で歴代エースたちに肩を並べた。

 バットでも甲子園90歳の誕生日を祝った。同点の四回、「バットに当たれば何とかなると思った」と146キロ直球に食らいつく中前適時打。1点リードの七回、ブランコに三遊間を破られ同点とされたが、輝きは色あせない。「失投や余計な四球じゃないので次につながると思う」。7回を11安打10奪三振4失点。自身の8勝目はお預けも、サヨナラ勝利が何よりうれしい。

 甲子園は藤浪にとって特別な場所だ。その思いは自身の成長と共に変化していく。少年時代は大阪桐蔭・中田らの活躍に胸を躍らせ、高校野球の聖地にあこがれた。高校へ入学すると、やがて「目指すべき場所」に。それが「戦う場所」に変わったのは3年春。センバツ大会初日に大谷擁する花巻東から初白星を挙げると、一気に優勝投手まで上り詰めた。

 運命に導かれるようにタテジマに袖を通し本拠地となった現在は「仕事場」と表現する。「甲子園は自分の人生に大きく関わっている場所だと思います」。申し子は聖地に見守られ、野球人生を歩んでいく。

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