40盗塁へ大和スター盗ダッシュや

 阪神の大和内野手(26)が8日、西岡らと大阪府吹田市内で行っている自主トレを公開した。今季の目標を40盗塁とする若虎は、直近の目標として交流戦が終了するまでに、チームでは09年の赤星以来となる20盗塁到達をノルマに掲げた。西岡&大和の1、2番コンビで敵をかき回す考えだ。

 あと1の壁をどうしても乗り越えられなかった。ゲーム中の故障でシーズン終盤を棒に振ったとはいえ、越えられる自信があったからこそ、大和は悔しさをにじませる。09年に赤星が引退した後は、チームでは誰も果たせなかった20盗塁。飛躍を期す2番はこの数字を交流戦終了までに達成することを誓う。

 なぜならシーズン最大の目標が「盗塁数の40だけは絶対に達成したい」。年間40盗塁に到達するためには、シーズン序盤にどれだけ積み重ねられるかがカギになってくる。優勝争いが佳境を迎える終盤は、自然と相手のマークも厳しさを増す。最低でも約半分の68試合を消化する交流戦最終戦までに20盗塁を決めなければならない。

 大和の昨季盗塁数は19。ここ数年、走れる選手が少なく、赤星以来の20盗塁は大きなテーマだ。「もちろん知っていますし、言われ続けてきたこと。前半が終わるまでに超えたいし、開幕からどんどん走っていきたい」。昨季の反省から導き出した答えも持っている。

 レギュラーに定着した昨年は、開幕から交流戦最終戦までわずか5盗塁にとどまった。ポジションを守るという意識から、慎重になってしまった部分も重なった。「自分の中で走れない時期もありましたし、消極的なところをなくして行ければいい」と明かした大和。たとえ失敗したとしても、積極果敢にスタートを切り続けられるかが重要だ。

 7日には打撃練習で西岡から体の使い方などを助言された。1、2番コンビとして虎を引っ張るだけに「一番、近くでやっているし、(西岡の)気持ちを分からないといけない」と言う。1、2番コンビが暴れ回れば、9年ぶりのリーグ制覇も十分、視界に入ってくる。

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