川藤氏吠えた「ニセモンはいらん!」

 「阪神秋季キャンプ」(10日、安芸)

 ミスタータイガースに、オーナーに、ダメ出し!?阪神の秋季キャンプを視察した川藤幸三OB会長(64)が10日、若虎を名選手になぞらえたニックネームに待ったをかけた。

 森田は「小バース」、新井良は「小ミスター」、今成は「小掛布」…。今キャンプ、掛布DCのユニークな命名にチームが活気づいた。坂井信也オーナーまで「私は『小久万』かな」と、2年前に他界した名物オーナーを引き合いに、掛布ワールドに便乗した。しかし、これに“異論”を唱えたのが、浪速の春団治だ。

 「小(こ)川藤がいない?あほか。そんなもん、要らんわ。誰が最初から代打を目指すんや。それにな、○○2世とか、小がつくのは、しょせん、ニセもんやないか。皆、本物にならなあかん」。イチロー2世やダルビッシュ2世が乱発される昨今の風潮に首をかしげ、「小○○」に収まるな!と力説した。

 掛布流にケチをつけるつもりはない。命名された選手にその真意を理解して欲しいのだ。前日は安芸で掛布DCと青空会談。「カケには一切妥協せんとやって欲しい」とエールを送ったばかり。若手に望む終着点はDCと同じだ。「小より大を目指さんかい!」。川藤流のゲキが響いた。

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