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掛布氏の就任決定!隼太を「輝く色に」

 阪神OBの掛布雅之氏(58)=野球評論家=が、今秋キャンプと来春2軍キャンプで阪神の臨時打撃コーチに就任することが15日、決定した。大阪市内のホテルで南球団社長らと会談し、現役引退した1988年以来の阪神復帰が決まった。契約期間は1年で、来年3月以降の肩書は未定。早速、2011年度ドラフト1位の伊藤隼太外野手(24)を強化選手に指名し、次世代を担う主軸の育成に意気込んだ。

 ついにミスタータイガースが帰ってくる。88年の現役引退以来となる現場復帰。掛布氏にとっても待ち望んでいた恩返しの場だ。南球団社長らと約2時間の会談を終えると、古巣への熱い思いが口をついて出た。

 「阪神にとって新しいポジションなので自分の経験や、見てきた野球が、少しでもタイガースの若い選手のプラスになればと思う」

 球団からは今秋と来春2軍キャンプで若手中心の指導を要請された。11月1日から開始予定の安芸秋季キャンプには、同2日から合流予定。さらに、時間が合えば21日から始まる甲子園での秋季練習にも足を運ぶ予定だ。

 「一人でも多く、1軍で活躍できるようにヒントを与えられれば。若い選手がベテランを脅かす存在になれば競い合う意識が生まれる。それがチームを強くする。僕もそうやって育ってきたのでね」

 2軍には将来を嘱望される多くの若手がいる。その中でも掛布氏は唯一、同じ左打者の伊藤隼を名指しして強化選手に挙げた。

 「中心選手、リーダーになっていかないといけない。チャンスをもらいながら2軍にいるので、彼なんかは1日も早く活躍してもらわないと。人間的にも真面目で非常に熱心に練習をすると聞いている。可能性はすごくある」と期待を寄せた。

 助言も忘れなかった。「失敗を恐れずに、もっと失敗していい。僕も数多くの失敗をした。今の選手は失敗を怖がるけど、失敗しなきゃ成功はないんだから」と指導機会を心待ちにした。

 阪神にとって切り札と言える掛布氏。在任中は下はユニホームだが、上着はトレーニングウエアを着用する。期待された背番号はお預けとなった。ただ、その手腕にかかる期待は計り知れないほど大きい。「僕は真っ白の状態でぶつかって、選手がどういう色を出してくるか。その色を大切にして、輝く色にしてあげたい」。ミスタータイガースは多くの期待を背負い、次世代を担う猛虎の育成に心血を注ぐ。

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