左投手でも今成!中日2連戦でテスト

 広島3連戦で奮闘した阪神・今成亮太捕手(25)が、相手先発が左投手でもスタメン起用される可能性が8日、浮上した。和田豊監督(50)が示唆したもので、那覇での中日2連戦中に適性を見る方針だ。

 マツダでの3連戦でプロ初本塁打を含む10打数8安打と気を吐いた今成。指揮官は相手先発が左投手だった場合の起用法について「そこらへんは考えがあるから。ただこれだけ打って、出ている間に左とも対戦するだろうから。試合の中で。そういうのも見てからだね」。ゲーム終盤に左投手が出てきた際に、対応できるかどうかをテストする方針だ。

 水谷チーフ打撃コーチも「今は下半身が使えている」と評価し、左投手に対する起用についても「苦にするタイプではないから」と期待を込めた。中日2連戦はともに右の田島、西川が先発予定で今成のスタメン起用は確実。右翼のレギュラー奪取へ向けて、右だけでなく左投手も打てるかがカギになってくる。

 本人は広島から那覇へ移動し、静養に努めた。全国的に梅雨明けが発表され、暑さも本番を迎えるが「バテるとかはない。例年は逆に上がってくる。前半は試合にも出ていなかったので、体は問題ない」と万全をアピールする。

 「広島戦はできすぎ。コンスタントに結果を出していかないといけない」と浮かれる様子はなく、表情を引き締めた。もともと代打での結果が良かったため、戦略上、ベンチスタートの機会が多かった。だが今後も相手の左右に関係なく、打ち続けていければ‐。福留不在を感じさせない打棒が、間違いなくチームを上昇気流に乗せる。

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