4連勝の快進撃も和田監督は冷静に反省

 「ヤクルト0‐5阪神」(10日、松山)

 4試合連続のハイタッチ。マウンドとベンチに広がる笑顔の輪。虎、強し‐。もはや見慣れつつあるワンシーンだが、何度見てもいい光景だ。伊予の地に刻んだ今季2度目の4連勝。貯金は今季最多の7。猛虎の快進撃が止まらない。

 流れを引き寄せた攻撃。打者一巡の猛攻で一挙5点を奪った五回の集中打。メッセンジャーの先制3点二塁打、大和の2点二塁打…。相手失策で膨らんだ得点機。スキを逃さず、一気にねじ伏せた。強者であり続けるための必須条件だ。

 「ショートのエラーに乗じてたたみかけた攻撃。強いて言えば、もう1点というゲームだったね」。さらなる高みを目指す阪神・和田監督は、ツバメ軍の戦意を完全に喪失させる追加点を奪えなかった点を、反省と課題に挙げた。

 敵軍のエース・石川を2回連続で粉砕した。敵地3タテを飾った7日の巨人戦でも、主戦・杉内に3発をお見舞いした。「相手のエースを打ち崩さないと」と言い続けた虎将の願いは、ひとつずつクリアされている。

 就任後最多の貯金7。「今の時期の貯金はね。多いに越したことはないんだけど。交流戦に入るまでに、ひとつでも大きくしていきたい」。首位・巨人に最接近の1・5差。視界を遮る敵は見当たらない。行く手を阻む者はなぎ倒すだけ。まだ序章。タテジマの躍進は止まらない。

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