藤浪、ツバメ打線は「高校野球のよう」

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=は28日、既にヤクルト打線対策を十分に行っていることを明らかにした。31日の開幕3戦目にプロ初登板初先発する。

 ヤクルト打線について「一つのことを徹底してやってくる。極端に言えば高校野球のように、チーム全体で追い込まれたら右打ちとかをやってくる」と印象を口にした。

 これまでオープン戦期間中は対戦するチームの打線対策は練らず、自分の投球をすることを第一に考えてきた。だが、デビューが間近に迫り、チームミーティングなどで対戦するイメージを膨らませているもようだ。

 「好き嫌いとかはないです。そういうチームだと思って自分のピッチングを崩さないようにしたい」と自分の投球を見失わないことを誓った。

 この日は神宮球場のブルペンで41球投げた。今週から調整方法を変更したが「悪くなかった。感触が良かったので、早く切り上げました。別に変な感じはしなかった」。登板4日後のブルペン投球にも涼しい顔だ。

 朝にはうれしい知らせも届いた。センバツ大会で母校・大阪桐蔭が遠軽を下し、2回戦突破を決めた。テレビを見ていたという藤浪は「刺激というより、応援してあげたいという気持ちがあります」と表情を緩めた。母校の勝利も力に、本番を迎える。

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