榎田“初スライド”で先発適応力見せる

 阪神・榎田大樹投手(26)が11日、甲子園の室内練習場で休日返上で調整した。12日の2軍教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発する。10日・巨人戦の雨天中止により2軍でスライド登板し、先発への適応力を見せる。

 「ホームの甲子園だと雨が関係してくるので、適応力を見せないといけない」。登板日が天候に左右されるのは先発の宿命。しかも、本拠地が屋外球場なら常につきまとう問題で、スライド登板が避けられないこともある。それだけに、シーズン前に訪れた“適性試験”にやる気をみなぎらせた。

 ここまで予定どおり3度の実戦登板を重ねてきた。今年初の雨天中止による登板日変更にも「しっかり仕切り直して、いいコンディションに持っていく」と動じない。この日も軽く体を動かして、翌日の登板に備えた。

 3日の西武戦では「結果を出せ」という中西コーチの厳命に3回無失点で応えた。鶴、岩本らライバルが停滞する中、アピールを続ける。2軍戦でも開幕ローテ入りへの「課題」をきっちりクリアしていく。

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