“藤浪効果”で阪神百貨店初売り大盛況

 大阪市北区にある阪神百貨店梅田本店で2日、毎年恒例の初売りセールが行われた。開門前には前年の6000人を1000人上回る7000人が列を作った。昨年チームは5位に低迷したが、ドラフト1位で高校ナンバーワン投手の藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が入団。福留、西岡らも加わった。百貨店の初売りにも新生阪神への期待、“藤浪効果”が早速、表れた形だ。

 7000人の列から新生阪神への期待感があふれ出た。昨季は5位低迷。長年チームを支えた金本、藤川らスター選手も去った。だが初売りは大盛況だ。開門前に列を作った人数は、前年よりも1000人増。百貨店全体の福袋が前年の6万5000個から、今年は7万個に増えたことが大きな要因だが、そこに確かな“藤浪効果”が見て取れた。

 午前8時55分。35分繰り上げられた開門と同時に、8階のタイガースショップには大勢のファンが押し寄せ、一瞬にして長蛇の列ができた。限定300個の「阪神タイガースグッズ詰め合わせ福袋」(3000円)はわずか35分で完売した。「藤浪くんに期待しています。でもつぶさないように、ゆっくり育ててほしいです」。朝5時半から並び、一番乗りで福袋を購入した大阪府寝屋川市在住の大西啓文さん(41)=会社員=は、黄金ルーキーへの熱い思いを語った。

 今年も前年に引き続き、同店で3000円分の商品購入者に対して抽選会を実施した。1等は甲子園開幕戦ペアチケット(10組20人限定)、2等が選手直筆サインボール(50人限定)。最初に1等を引き当て、“福男”となった大阪府摂津市在住の谷中真史さん(31)=会社員=は「金本選手ら大黒柱がいなくなってしまったので、新しいメンバーに頑張ってほしいです」と、こちらも新戦力への期待を口にした。

 その思いは阪神百貨店の広報担当者も同じだ。“藤浪効果”に「期待感はあります。活躍してもらえると、阪神百貨店もにぎわうと思います。応援しています」と鼻息は荒い。ファンの願いはリーグ優勝と日本一。関西の街は藤浪、そして新生阪神の躍動を待ち望んでいる。

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