白鵬V35 鶴竜との大一番制した!

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(26日、愛知県体育館)

 白鵬(30)=宮城野=は、鶴竜(29)=井筒=との横綱決戦に寄り切りで完勝、14勝1敗で2場所ぶり35度目の優勝を果たし、自らの持つ最多優勝記録を更新した。優勝パレードでは、この日限りで現役を引退する旭天鵬(40)=友綱=を旗手に従え、モンゴルの大先輩・旭天鵬にとっては心に残る最高の花道となった。

 白鵬は、旭天鵬の左手をつかみ、何度も万歳した。引退の花道に是が非でも務めてほしかった優勝パレードの旗手。「一緒に乗せることができた」。兄貴と一緒に最後の車上で仲良く天空を見上げ、豪快に笑い合った。

 「(旭天鵬から)学んだことはこの一番の結果に出た」という鶴竜との結びの大一番。仕切り直し後の立ち合い、すぐ左四つに組んだ。寄られても土俵際で押し返し、盤石の体勢から寄り切った。

 自らの記録を更新する2場所ぶり35度目の優勝。「3年前の、初優勝のあの瞬間」と旭天鵬が初優勝を飾った12年夏場所の勝負強さを、この日の土俵でも脳裏に刻んでいた。

 子供のころ、テレビで見ていた関取と胸を合わせた際は「こみ上げた」と感激は忘れない。「我々のふるさとから初めて来て我慢して耐えてやってなければ、我々の道はなかった」。支度部屋に戻ると恩人と抱き合った。

 優勝インタビューでは「我々の大先輩が引退ということで」と言ってしまい、正式表明前の旭天鵬は苦笑。だが、それも感謝の気持ちから。「色んな存在。先輩で先生で兄さんで相談に乗ってもらった友人。それくらい深い」と最敬礼した。

 母国の先駆者は土俵を去るが、白鵬時代はまだまだ揺るがない。新大関・照ノ富士(伊勢ヶ浜)ら若手が成長著しい中、「一つの壁になったんじゃないかな」と胸を張った。「前半『力が落ちた』という人がいましたのでね。あまりさみしいこと言わず、温かく応援してもらいたい」とテレビ解説の元小結・舞の海氏をチクリ。

 29日にはモンゴルの国民栄誉賞とも言える「労働英雄賞」の受賞祝賀会が開催される。比類なき強さを見せつけ、27日に母国へ凱旋する。

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