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白鵬全勝V!史上初6場所すべて達成

 父親のムンフバトさん(左下)と一緒にパレードの車に乗り、笑顔で手を振る白鵬(右)=撮影・堀内翔 
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 「大相撲初場所・千秋楽」(25日、両国国技館)

 史上最多33回目の優勝を決めていた白鵬が、鶴竜との横綱対決を寄り切りで制した。13年夏場所以来となる11回目の全勝優勝。初場所での全勝Vは自身初で、年6場所すべてで全勝優勝を達成する史上初の快挙も成し遂げた。豪栄道は大関同士の対決で琴奨菊を寄り倒して勝ち越し、かど番を脱出した。

 最後もきっちりと締めくくった。鶴竜と右四つに組み合った白鵬は、つかんだ一枚の左上手が伸びても冷静さを失わなかった。じっくりと勝機をうかがい、鶴竜の右下手を腰を振って切ると、頭を付けて左まわしを引き付けて一気の寄り。11回目の全勝Vで、年6場所すべてで全勝優勝を達成。過去に大鵬、北の湖、千代の富士が5場所で決めていたが、完全制覇で大鵬超えのV33に花を添えた。

 ひとつの取組としては過去最高の61本の懸賞を受け取り、「本当に疲れた。全勝は久しぶりで、こんなに大変なのかと思った」と偉業達成に充実感を漂わせた。不滅の数字と言われた大鵬の優勝32回をクリア。「これで真の恩返しができたと思う」と語る一方で、目標を達成したことによる喪失感にも襲われていた。

 13日目に優勝を決めてから、さまざまな考えが頭の中をめぐった。「目標がなくなり引退なのかな、と。心に穴が開いた?そんな感じだね」と、モチベーションは著しく低下。しかし、ここからは誰も歩んだことのない道のりを進む。「数字では大鵬親方を超えたかもしれない。でも、精神的にはまだまだ」と、孤高の境地を極めていく気構えだ。

 横綱昇進を決めた07年5月、紗代子夫人から『精神一到』という四字熟語を聞き、伝達式の口上に取り入れた。「賢い奥さんに感謝したい」とのろけた大横綱。春場所4日目の3月11日には30歳を迎える。新たな伝説をつくるストーリーが、これから幕を開ける。

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