白鵬V31 歴代2位は「特別な味」

 「大相撲秋場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 横綱白鵬は鶴竜を掛け投げで下して14勝1敗。3場所連続31回目の優勝を決めて、千代の富士(現九重親方)に並ぶ史上2位タイの優勝回数をマーク。いよいよ大鵬のV32へ挑む。

 満員札止めの観客を前に笑顔で優勝インタビューに答えた。「賜杯は大変重いです。疲れました!」。逸ノ城が安美錦に勝ち、一時的に13勝で並んだが、結びで鶴竜を掛け投げで下し、自力で優勝を決めた。

 優勝回数記録達成が加速する。先場所30回の大台に乗せたばかりで、もう千代の富士に並ぶ31回に到達。「31回は初めての経験だし、特別な味。入門したての頃、DVDを見て左前みつを引いて走る取り口を勉強した。その大横綱とこうして肩を並べることができてうれしいです」と、興奮気味に話した。

 次なる目標は大鵬の持つ最多記録32回。報道陣からその質問を受けたときは、日本の国民的ヒーローの記録に並ぶことに配慮してか「そういう質問はやめてくれ」と少しナイーブになったが、角界の頂点への意欲は強い。

 「終わったばかりなので、ゆっくり休みたい」。しばしの休養後、九州場所で一気に32回目を積み上げる。

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