白鵬12連勝 左耳内出血で発熱なんの

 「大相撲春場所12日目」(21日、ボディメーカーコロシアム)

 横綱白鵬はかつての天敵、大関稀勢の里を上手投げで転がし、12連勝で単独トップを守った。前日に左耳の内出血に伴う発熱と痛みのため、病院で治療を受けたが、土俵には影響がなかった。東前頭7枚目隠岐の海は碧山を寄り切り、ただ一人2敗を守って追走。13日目で隠岐の海が敗れ、白鵬が勝てば、白鵬の2場所ぶり24度目の優勝が決まる。

 スキがなかった。稀勢の里に左差しを許し、本来の形ではない右上手を引いたが、この時点で形がいいのは白鵬。相手が左まわしをつかむのを待つように、上手投げであっさり転がした。「脇を締めていきました。どの体勢でも対応できる。場所前の稽古が良かったのかな」と、うなずいた。

 苦手を克服した。かつて自身の連勝記録「63」を止められ、その10年九州場所から4勝4敗も、これで最近は6連勝。「初日からいい流れですので。一番一番にかける思いは変わらない」。もはや特別に意識する相手ではなくなった。

 絶好調の今場所だが「久しぶりに左耳がわいてね。安静にしていました」と、柔道やラグビー選手のような、左耳の内出血に苦しんでいた。10日目の把瑠都戦後「頭がズキズキする」と周囲に訴え、発熱もあった。20、21日と2日連続で朝稽古を休み、その間に病院で抗生物質を投与され、点滴の措置も受けていた。

 受話器越しの声で、横綱の体調不良を感じ取った紗代子夫人が、20日夜に急きょ大阪入り。21日の場所入り前の食事には、得意のモンゴル料理を差し入れて、白鵬は元気を取り戻した。

 無傷の12連勝。通算幕内勝数は647に達し、安芸乃島、貴ノ浪に並ぶ歴代9位タイに浮上。「いろいろあるんだね」とさほど関心は示さなかったが、24度目の優勝はすぐそこに見えてきた。

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