日馬富士、2場所連続全勝Vで綱とる!

 「大相撲秋場所」(9日初日、両国国技館)

 秋場所の土俵祭りが8日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、日本相撲協会の役員に三役以上の力士らが参列して、15日間の安全を祈願した。前回の名古屋場所で全勝優勝を果たし、3度目の綱とりに挑む大関日馬富士(伊勢ケ浜)は、1994年の貴乃花以来、2場所連続全勝優勝での横綱昇進を目標に掲げた。

 日馬富士が大きな野望を打ち明けた。「心も体も鍛えて今場所に臨める。全勝を続けたい。一番、一番を集中して自分の相撲を取りきって突っ走りたい」。2場所連続全勝優勝を成し遂げて、自らの横綱昇進を歴史的偉業にする決意を示した。

 これまでに、大関で2場所連続全勝優勝を果たし、横綱へ昇進したのは双葉山と貴乃花の2人。1937年の双葉山は11戦全勝、13戦全勝での連覇だったが、15日制では94年の貴乃花だけ。夏場所千秋楽で横綱白鵬に勝ってから16連勝中の日馬富士は、18年ぶりの快挙を視野に入れている。

 横綱審議委員会や日本相撲協会幹部が課した条件は13勝以上。それを上回る成績を日馬富士は自らに求めた。横綱白鵬は先達として「いい緊張感を感じてやれば、先場所の流れからいい結果を得られる」と大関の意気込みに共感を示した。

 この日の夕方には、名古屋市内で熊本整骨院を営む東誠之院長を東京都内の自宅に招いた。名古屋場所の開催中は連日、東院長の施術を受けて体調を整え、日馬富士は1年ぶりの優勝を果たした。「楽しみ。ワクワクしますね」と万全の態勢を整えて初日を迎える。

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