日本入国時に20時間足止め 香港民主活動家「審査改善を」

 【香港共同】香港民主活動家の岑子杰氏は6月に香港から羽田空港に到着後、入国審査で約20時間足止めされたと24日までに共同通信の取材に明らかにした。民主化運動に絡み香港国家安全維持法(国安法)違反の罪で有罪判決を受けており、審査に時間がかかったとみられる。岑氏は「政治犯は一般の犯罪者と異なる。審査のやり方を改善してほしい」と訴えた。

 有識者からは再発防止に向けて政治犯の処遇を議論するよう日本政府に促す声が出ている。一方、危機管理の問題に詳しい公共政策調査会の板橋功研究センター長は「入管は岑氏の入国が外交問題に発展する可能性も検討する必要があったはずで、20時間の足止めは妥当」との見方を示した。

 岑氏は2019年に200万人規模のデモを組織した市民団体「民間人権陣線」(解散)で代表を務めた。20年に民主派議員らと立法会(議会)選挙の予備選を実施したことが国家政権転覆を共謀したとみなされ、国安法違反の罪で懲役4年3月の判決を受けた。昨年5月に出所した。

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