和平案提示、領土問題で難航必至 ウクライナ東部ドネツクが焦点

 【キーウ共同】米国のウィットコフ和平交渉担当特使らはウクライナとロシアに和平案を提示した。詳細は明らかになっていないが、焦点となっているウクライナ東部ドネツク州の扱いを巡る領土問題は双方とも譲らず、協議の難航は必至だ。

 ロシアはウクライナ東部ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)全域の割譲を求めている。一方、ウクライナはドネツク州の防衛拠点を失えばロシア軍のさらなる進軍を招く恐れがあると警戒し死守する構えだ。

 東部の前線付近はロシア、ウクライナ両軍の無人機が飛び交う「キルゾーン(殺りく地帯)」が広がり、膠着が続く。ウクライナによる長距離攻撃の拡大によってロシアは多くの支配地域で補給を阻害されており、ロシア軍の進軍ペースが鈍化している。

 ロシアとしては米国が仲介する協議などを通じて、ドネツク州からのウクライナ軍部隊の撤退を実現させたい考えだとみられるが、ウクライナはロシアも同じ距離だけ撤退しない限り、応じない意向を示しており、平行線が続いている。

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