ミサイル実験で中国批判 太平洋諸島首脳が共同声明
【コロール共同】18カ国・地域でつくる太平洋諸島フォーラム(PIF)の加盟国・地域首脳は3日、最近実施されたミサイル実験を「懸念する」との文言を盛り込んだ共同声明をまとめた。中国が7月に南太平洋に着弾させた発射実験を事実上批判する内容。パラオ最大都市コロールでの首脳会議は同日、4日間の日程を終えて閉幕した。
議長国パラオのウィップス大統領が閉幕後の記者会見で、首脳会議の会合でまとめた共同声明の内容を明らかにした。共同声明を巡っては8月の外相会合で結論が出ず、継続協議となっていた。
首脳会議での会合に先立ち、ウィップス氏は「中国に主権を尊重させるためには、太平洋地域が結束して声を上げる必要がある」と述べ、発射実験を批判する共同声明をまとめたい意向を示した。
PIFは中国や台湾を含む約20の国や機関・地域をパートナーと規定する。今回の首脳会議は、パラオと外交関係を維持する台湾が林佳竜外交部長(外相)を派遣し、中国の反発を招いたことも注目された。
来年のPIFの首脳会議はニュージーランドで開催予定。
