ネパール発電所で900人不明 土石流、トンネル内に閉じ込めも
【カトマンズ共同】ネパール中部と中国チベット自治区の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水で、被災したネパールの水力発電所の労働者約900人の安否が分からず、軍や警察が捜索を急いでいる。うち約300人は発電所のトンネル内に閉じ込められている恐れがある。両国の死者は1日夜、計1066人になった。大阪の日本人家族5人を含む計4462人の行方が分かっていない。
土石流発生から2日で1週間。ネパールで収容された遺体の傷みは激しく、身元確認が難航している。保存のための冷蔵設備が不十分なことから、政府は遺体からDNA型を採取し一時的な埋葬を進めている。
ネパールの電力事業者の業界団体によると、労働者約900人の行方が分からない水力発電所は中部ラスワ郡の6カ所とヌワコト郡の5カ所。AP通信はトンネル内にドローンを投入して捜索したが発見できなかったと報じた。
ネパール側の死者は当局集計で1050人、行方不明者は3916人。中国国営通信新華社によると中国側死者は16人、行方不明者は546人。
