ロシア物流拠点に攻撃相次ぐ 厭戦ムード狙うウクライナ
【モスクワ、キーウ共同】ウクライナが7月以降、ロシア企業の物流拠点への無人機攻撃を続けている。8月2日には南部サマラ州の大型施設を攻撃した。物流を混乱させて厭戦ムードを高める狙いもありそうだ。攻撃された企業側は、中国や中央アジアの事業者も被害を受けていると非難している。
ロシアの通販大手ワイルドベリーズは7月、モスクワ州にある約25万平方メートルの物流施設や西部タンボフ州の倉庫が攻撃を受け、計9人が死亡、100人以上が負傷した。ロイター通信によると、同社の保管能力の約1割が失われた。
ロシア紙イズベスチヤによると、操業停止や出品者離れを含む損害は総額950億~1050億ルーブル(1900億~2100億円)に上る。
ワイルドベリーズのサイトに「無人機」と入力して検索すると、大型の一人称視点(FPV)無人機や、中国製と記された部品が出てくる。防弾チョッキも販売されており、軍民両用品の流通が確認できる。
ワイルドベリーズは、攻撃により中国など周辺6カ国の事業者に巨額の損失が出たとしている。
