中国「軍国主義復活」脅威と主張 外交に関する白書、日本を念頭
【北京共同】中国政府は17日、外交に関する白書を公表し「軍国主義の復活」が世界の安全保障上の脅威となっていると主張した。防衛力強化を図る高市政権が念頭にあるとみられる。王毅外相は記者会見で、中国は国連を中心とした戦後の国際秩序を守るとし、新興・途上国「グローバルサウス」の発展を支援すると訴えた。
白書は「公正で合理的なグローバルガバナンス」をテーマに、国際社会における中国の立場を説明。一国主義や覇権主義が「公然と国際法と国際関係の規範を踏みにじっている」と指摘した。国際秩序が「深刻な打撃」を受ける中、中国は多国間主義を実践し「断固として公平で正義の側に立つ」と表明した。
王氏はトランプ米政権が安全保障や関税措置で各国に圧力を加えていることを踏まえ「強権やいじめに反対する」と強調。国連の核心的な役割を支持するとした上で、中国は「世界の共通認識を結集させ、共通の課題に対応する」と述べた。
王氏は、ウクライナ危機や緊張が続く中東情勢などに触れ「対話と交渉を通じた解決」を呼びかけた。
