台湾総統、防衛強化を表明 就任2年、経済底上げも
【台北共同】台湾の頼清徳総統は20日、就任2年に合わせて記者会見した。台湾統一を目指す中国の圧力が増す中、防衛予算を積み増す考えを示した。無人機の生産などを強化する。2028年の総統選に向けて経済の底上げも図り、有権者の支持を得たい考えだ。
トランプ米大統領は台湾への武器売却を巡って頼氏との協議が必要だとの考えを表明していたが、頼氏は機会があれば協議に応じるとの立場を示した。
頼氏は昨年11月に防衛力強化のための特別予算案を打ち出したが、対中融和路線の最大野党国民党などの反対で大幅な減額に追い込まれた。立法院(国会)の議席の過半数は野党が占め、苦しい政権運営を強いられている。
台湾は半導体生産で圧倒的な国際競争力を誇る。ただ「他の産業との格差が深刻だ」(政権幹部)との危機感も強い。
