サウジ激怒で米は通過支援停止 湾岸同盟国との意思疎通が欠如
【ワシントン共同】米NBCテレビは6日、トランプ政権がホルムズ海峡で船舶通過の支援措置を停止したのは、事前説明なく開始したことに激怒したサウジアラビアが、同国の空軍基地使用や領空通過を許可しないと米軍に通知したためだと報じた。サウジ以外の湾岸諸国にも事前連絡していなかったという。
支援措置は4日に開始し、トランプ大統領は5日に停止を表明。イランとの間で戦闘終結を巡り「最終的な合意に向け大きな進展があった」ためだと主張したが、同盟国との意思疎通の欠如が原因だった可能性がある。
サウジは、米国の通過支援措置によってイランとの交戦が再燃し自国に被害が及ぶことを危惧したとみられる。
NBCによると、トランプ氏がサウジのムハンマド皇太子と電話会談したが、問題は解決しなかった。米軍機による領空通過の許可を得るため、船舶支援措置を停止したという。米軍はサウジのプリンス・スルタン空軍基地に戦闘機や空中給油機を配備。サウジは対イラン作戦での利用を許可していた。
