国際法違反横行に危機感 ICJ80年で、国連トップ

 【ハーグ共同】国際司法裁判所(ICJ、岩沢雄司所長)は17日、活動開始から80年の記念式典をオランダ西部ハーグにある法廷で開いた。ICJは国連の主要司法機関で、出席したグテレス国連事務総長は「国際法違反が横行している」と述べ「力による支配が法の支配に取って代われば、不安定さが拡大してしまう」と危機感を示した。

 岩沢所長は式冒頭の演説で、国際的な責務を果たそうとしない兆候が見られるほか、多国間協調主義への懐疑論も高まっていると懸念を表明。法の支配は当たり前のことではなく「首尾一貫して団結して守ろうとする決意が不可欠だ」と指摘し、各国に自覚と協力を呼びかけた。

 グテレス氏は、米国のイラン攻撃などで民間人や施設への攻撃が相次いでいることを念頭に「戦闘での基本的規則が踏みにじられている」と非難。紛争を平和的に解決し「恐怖ではなく、公正さで統治される世界」に向けて、国際法が果たす重要性を訴えた。

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