デンマーク総選挙、与党苦戦 政策反発も対米関係の修復期待

 24日のデンマーク議会総選挙で、自治領グリーンランドの領有を狙うトランプ米政権に反発したフレデリクセン首相率いる中道左派の与党、社会民主党が議席を大きく減らした。苦戦の背景には、トランプ大統領の政策は嫌いつつも対米関係は修復したいとの国民の思いがあったとみられる。

 フレデリクセン氏は「グリーンランドは売り物ではない」と繰り返し、トランプ政権に毅然と立ち向かってきた。支持率は回復傾向を見せ、任期満了前に選挙を実施。「米国に私たちの仕事をあまりに長い間任せてきた。その時代は終わった」と強調し、自国による防衛力の強化を訴えた。

 だがふたを開けると、社民党は2022年の前回選挙から12議席減らして38議席に。生活費高騰も響き、十分な支持を得られなかった。

 デンマークは米国主導の北大西洋条約機構(NATO)に加盟する。人口は約600万人で、総兵力は1万6千人に過ぎない。ロシアがウクライナに侵攻し安全保障環境が悪化する中、23年には米国と防衛協定を結び連携を深めてきた。

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