アンソロピック、国防総省提訴へ 米国安保の「脅威」指定受け

 【ニューヨーク、ワシントン共同】AI開発を手がける米新興企業アンソロピックは5日、国防総省から米国の安全保障上の脅威となる「サプライチェーンリスク」への指定決定の通知を受け取ったと発表した。「法的に正当だと信じておらず、法廷で争う以外に選択肢はない」と強調し、国防総省を提訴する考えを表明した。

 国防総省が求めた生成AIの軍事利用拡大を拒否し、トランプ政権と対立していた。

 アンソロピックは米軍の機密システムで唯一利用されてきた生成AI「クロード」を開発。対イラン軍事作戦でも使用されたとされる。米メディアは、今回の指定決定が米軍に混乱をもたらす可能性を指摘した。

 アンソロピックのアモデイCEOは同省と再交渉を進めていたと伝えられていたが、決裂した可能性がある。

 トランプ大統領はアンソロピックが「米国民の大量監視」や「完全な自律型兵器」への利用を拒否したことから、全連邦政府機関での同社製品の使用禁止を命令。ヘグセス国防長官は米軍と取引する請負業者などとの商業活動を一切行わせないと警告していた。

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