温暖化で気温1・5度超、数年内 COP31、被害抑制へ合意焦点

 【アンタルヤ共同】国連気候変動枠組み条約第31回締約国会議(COP31)が9日、トルコ南部アンタルヤで開幕する。産業革命前からの気温上昇が、国際枠組み「パリ協定」が掲げる「1・5度目標」を数年以内に超えるのは避けられず、地球温暖化による被害が拡大する恐れもある。環境規制に前向きな米民主党の中間選挙勝利を追い風に、各国が対策強化へ合意できるかどうかが焦点となる。

 今年は世界各地で記録的な暑さに見舞われ、英大学の研究では夏の欧州の熱波による死者は推計5万391人に上った。8月には中国とネパールの国境付近で氷河崩落がきっかけとみられる大規模な土石流と洪水が発生し、1500人超が死亡、5千人以上が行方不明となっている。

 国連環境計画(UNEP)によると、長年の対策の遅れにより気温上昇は世界平均で1・5度を超える見通し。1・5度超の期間を最短にするため、COP31では、温室効果ガス排出削減の加速化を議論する。被害軽減に向けた資金、被害補償も論点になる。会期は11月20日まで。

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