最古級1800万年前のシカ化石 岐阜で新種発見、欧州起源に一石

 新種に認定されたミズナミジカの角の化石(岐阜県の瑞浪市化石博物館提供)
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 岐阜県瑞浪市で発見されたシカの化石が、シカ科で世界最古級の1800万年前のものだった-。そんな研究結果を瑞浪市化石博物館とふじのくに地球環境史ミュージアムがまとめた。化石は新種に認定され「プロケルブルス・ミズナミ(和名ミズナミジカ)」と命名された。シカの起源は、同時期の化石が見つかっている欧州とされてきた定説に一石を投じる発見となった。

 化石は2019年4月、瑞浪市松ケ瀬町を流れる土岐川河岸で、化石発掘ボランティアの同市男性が発見。同博物館の学芸員らと共に発掘を進め、Y字型の角や頭部など計33点が確認された。

 その後、同博物館の安藤佑介学芸員と哺乳類の化石に詳しい同ミュージアムの西岡佑一郎准教授が共同研究を開始。全身骨格を復元し、全長80~90センチ、肩高50センチの成獣の雄と推定した。世界各地の化石と比較し、シカの祖先とされる絶滅属「プロケルブルス属」で、角が短く、太いといった特徴から新種と判断した。

 発見された化石33点のうち、頭や足の骨など約20点を、同博物館で12月27日まで展示している。

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