核燃サイクル、意義高まる 25年度版の原子力白書
国の原子力委員会(上坂充委員長)は23日、2025年度版原子力白書を取りまとめた。ホルムズ海峡封鎖などが「エネルギーの海外依存度を減らす必要性を改めて浮き彫りにした」と指摘。原発の使用済み核燃料を再処理して再利用する核燃料サイクルの意義が高まっているとした。
白書は、日本が核燃料のウランの採掘などで海外に依存しており、国際的にも今後は需要増加が見込まれると言及。使用済み燃料からウランなどを回収することで「資源の有効利用が可能だ」としているが、サイクルの中核となる日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)は完成延期を繰り返しており、先行きは不透明だ。
