スクラップ保管・再生、許可制に 火災や悪臭トラブルで規制強化
廃車のパーツや廃電池から取り出した金属くずや廃プラスチックを保管する「ヤード」と呼ばれる作業場の規制を強化する廃棄物処理法などの改正案の全容が6日、判明した。スクラップの保管や再生利用事業を都道府県知事などの許可制とし、不適切な管理には事業停止処分や罰金を科す。火災や悪臭といったトラブルが各地で相次いでいるのを防ぐ狙い。近く閣議決定し、今国会に提出する。
現行法では資源としての価値があるため、一部の家電を除きスクラップの保管は規制対象外。条例で届け出や報告を義務付ける自治体もあるが、条例がない地域に移って事業を続ける業者もいるため、全国一律の対応が求められていた。
改正案は、資源として再生できる使用済みの金属や廃プラスチック品を規制対象に追加。大量に保管するためには知事らの許可が必要となる。積み上げられる高さの上限や管理品目の掲示、火災や汚水の防止対策の内容など環境省が定めた基準に従って審査を受ける。周辺に環境汚染や健康被害が生じかねない場合は、改善や事業停止を命じることができる。
