開始「いつと言える状況にない」 柏崎原発の営業運転、東電社長

 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は16日、新潟県の柏崎刈羽原発6号機で漏電を示す警報が作動し発送電を停止したことを受け、営業運転の開始時期は「いつを目指すと申し上げられる状況ではない」と述べた。同原発で記者団の取材に応じた。このトラブルが起きる前は、18日の営業運転開始を予定していた。

 小早川氏は警報が作動した原因についてメーカーが調査を進めていると説明。「不安があればしっかり立ち止まる。解消されるまでは原因究明が何より大事だ」と語った。

 6号機は1月21日に再稼働し、今月3日にフル稼働状態となったが、12日に電気が地面にわずかに漏れていることを示す警報が作動した。原因を詳細に調べるため、14日に発送電を停止した。

 小早川氏は16日、同原発で開かれたテロ対策を評価する有識者委員会の会合に出席した。同原発を巡っては2021年以降、社員によるIDカードの不正利用などテロ対策不備が相次ぎ発覚。国の原子力規制委員会が事実上の運転禁止を命じ、その後解除された。

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