政府、化学テロ対策強化 初動対応助言へ専門家会議
政府は24日、化学や生物の兵器などを用いた「CBRNEテロ」対策会議を首相官邸で開き、具体策を盛り込んだ「中間取りまとめ」を決定した。テロ発生時に被害の見通しや対策など初動対応を助言する専門家会議の創設を明記。警察から救命救助に当たる消防、医療従事者への情報共有体制の構築にも言及した。無人機(ドローン)、人工知能(AI)といった最新技術の悪用を含む脅威情報の収集や対処力の強化を目指す。
木原稔官房長官は会議で「テロの災禍から国民を守り抜くため、決定した内容を速やかに実行に移してほしい」と関係省庁に指示した。
CBRNEは化学、生物、放射性物質、核、爆発物の英語の頭文字。1995年の地下鉄サリン事件の教訓から、政府は医療提供体制の充実などを図った。ただ近年の科学技術の進展による脅威の深刻化を踏まえ、既存会議を改組して今年1月以降、検討を進めた。
中間取りまとめは(1)司令塔機能の強化(2)対処能力の向上(3)医薬品確保や医療提供体制の強化(4)その他の対策-で構成されている。
