自民、早期の改憲案主張 審査会初中継、中道慎重対応を

 与野党は16日の衆院憲法審査会で、今国会中の議論を踏まえ、現行憲法に対する見解や憲法改正の必要性を説明した。NHKが初めてテレビ中継を実施。自民党は、9条への自衛隊明記など党改憲案4項目を挙げ、早急な条文案作りを主張した。中道改革連合は、改憲論議に慎重な対応を要請した。国民民主党は、9条改正の優先順位が低いと訴えた。

 テレビ中継は、審査会の審議が始まった2011年11月以来初めて。自民の新藤義孝氏は人口減少などの課題克服には大胆な改革が必要だとして「改憲は将来世代に向けた責任だ」と明言。「最大限のスピード感を持ち、改憲の条文案作りに取り組む」と述べた。

 中道の国重徹氏は、現行憲法施行時には想定されていない課題もあると指摘した上で「改憲ありきでも護憲を唱えるだけでもない」と言及。今後は臨時国会の召集期限明記や、内閣による衆院解散権の制限を集中的に議論すべきだと訴えた。

 日本維新の会の馬場伸幸氏は、大規模災害などに備えた緊急事態条項の創設と9条改正を「セットで優先的に取り組むべきだ」と語った。

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