税収の偏在是正「東京狙い撃ち」 小池知事が不快感

 地方税収が東京都に集中しているとして、政府、与党が新たな偏在是正策を導入する方向で調整していることに関し、小池百合子都知事は5日の定例会見で「東京を狙い撃ちするがごとく一方的に収奪し他の自治体に分配するのは、地方税制、地方自治の根幹を否定するものにほかならない」と強い不快感を示した。

 小池氏は1人当たりの一般財源額は都と全国平均がほぼ同水準と主張し「偏在がどこにあるのかと申し上げたい」と反論。政府、与党の議論をけん制した。

 他自治体からは財政力の違いから、子育て政策などで都との格差が生じているとの訴えが上がっている。小池氏は「パイの奪い合いをしている限りは成長はない」と強調した。

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