中学部活廃止、地域に移行 神戸市教委、政令市で初
神戸市教育委員会は9月1日から、市立中の部活動を廃止し、民間クラブへと移行させる「コベカツ」の取り組みを始める。教員の多忙化や少子化による生徒数減少を背景に、国は部活動の地域展開(地域移行)を推進。全国で進められているが、平日も含めて全面移行するのは政令指定都市で初めて。安全確保などへの懸念もあり、今後の推移が注目されそうだ。
「今回話してくれるのは?」「はまっているパン作りのこと」。8月、神戸市中央区のインターネットラジオ局で、中学生らが楽しそうに収録していた。記事やラジオ番組をつくる「こども編集部」の活動。運営する団体は、部活動に代わって希望した生徒を受け入れる。
市教委によるとコベカツにはこのほか、スポーツクラブや大学などが運営する約千の団体が登録。居住地域にかかわらず参加可能だ。学校単位では部員が集まらずに休部や廃部となる例も多い中、選択肢が増えるメリットがあるとしている。
生徒は会費を負担し、市は1人当たり月1500円、就学援助を受ける世帯には月3千円を助成する。備品購入などを支援する基金も設立。予算から10億円を拠出した。
