大阪、水没ポンプ全復旧に3年超 豪雨被災リスク続く
6月下旬の大雨で排水ポンプが水没した大阪市内最大の雨水排水施設について、市が完全復旧を2029年度末と想定していることが24日、市関係者への取材で分かった。通常よりも豪雨による浸水リスクが高い状態が3年以上続く見通しとなった。市はこれまで4年以上かかると説明。精査の結果、期間は短縮されたが、問題の長期化が明確になった。
市は25日の市議会建設港湾委員会で、排水機能の回復の見通しとして報告する。
水没したのは「住之江抽水所」(住之江区)の6台のポンプ。市の想定では、1台は修理して27年の梅雨シーズンまでに稼働させる。残る5台は26年冬~29年度末に順次交換する。
現在は地下水路「なにわ大放水路」の最大貯留量30万立方メートルの排水に約1週間かかる。27年6月以降は約6時間に短縮させ、最終的に従来の約1時間に戻す計画だ。
抽水所は、排水処理が追い付かず地上に水があふれる「内水氾濫」を防ぐため、なにわ大放水路の水をくみ上げ、川に排出する機能を担う。水没後は仮設ポンプを稼働させている。
